日本総合口腔医療学会に参加して来ました。
先日、きけがわ歯科医院が休みで地方へのインプラント出張手術も無く、日本総合口腔医療学会 学術大会に参加して来ました。
この学会には、医師、歯科医師や獣医師がメンバーとなり、口腔について学ぶ場になっています。
今回は、各分野の先生から講演がありましたが、中でも注目したのは獣医師は口腔について学生時代に学ばないと言うことで、卒後臨床の現場から試行錯誤で身に付けて行くそうです。
保険診療が殆ど普及しておらず、自費治療が主となることから、稼いでいる印象が強い獣医師界です。しかしながら、現実は大変な様です。
歯周病に罹患した犬は、クシャミを頻発するそうで、歯石取りなどの口腔内ケアには全身麻酔が必要になる為、飼い主の同意が必要になります。最近では、無麻酔でクリーニングをするクリニックもあるそうですが、やはり暴れるため歯石除去後にしっかりと研磨仕上げをしておらず、歯の表面がガタガタで直ぐに再付着してしまいので、セカンドオピニオンを受けて診察をすると、悲しくなると話していました。
虫歯から神経を抜いた歯に対して、根の治療もしっかりされている先生はまだまだ少数派で、直ぐに抜歯をしてしまうそうです。
この学会を通して、三師の連携が広がることを学会指導医としては、今後に期待したいと思います。
きけがわ歯科医院 インプラント 矯正クリニック 亀卦川 博仁